文系・非エンジニアのAWS SAA勉強法

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AWS SAAの勉強、何から手をつければいいか分からず止まっていませんか?

「AWSの資格を取ってみたい。でも参考書を開いた瞬間、知らない横文字だらけで閉じてしまった」——そんな経験、ありませんか。

私自身も、情シス(社内の情報システム部門)で働きながらAWSの資格に挑戦しはじめたとき、まさに同じ壁にぶつかりました。私は理系の学部を出たわけでもなく、プログラミングをバリバリ書いてきた人間でもありません。最初に手に取った参考書には「VPC」「サブネット」「冗長化」といった言葉が当たり前のように並んでいて、1ページ目から正直くじけそうになりました。

いま私が挑戦しているのは、AWS認定の中でも人気の高い AWS Certified Solutions Architect – Associate(ソリューションアーキテクト アソシエイト、略してSAA) という資格です。ひとつ手前の AWS Certified Cloud Practitioner(クラウドプラクティショナー、入門レベルの資格)はすでに取得済みで、その次のステップとして勉強中の身です。

だからこの記事は「合格しました、こうすれば受かります」という上から目線の話ではありません。「いま勉強中の、文系・非エンジニアの私が、実際にやって手応えを感じている方法」を、同じように悩んでいるあなたに共有する記事です。

「分からなくて当然」——ここからのスタートで、何も問題ありません。

なぜ非エンジニアはAWS SAAでつまずくのか、その本質

そもそも、なぜ文系・非エンジニアにとってAWS SAAは難しく感じるのでしょうか。

私が思うに、本質はあなたの「頭の良さ」や「IT適性」の問題ではありません。問題は、教材の多くが「ある程度ITの土台がある人」を前提に書かれていることにあります。

たとえばSAAの参考書には「オンプレミスのサーバーをクラウドに移行する際は……」といった文章がよく出てきます。エンジニアなら「オンプレミス(自社で持っている物理的なサーバーのこと)」と聞いてすぐ情景が浮かびますが、ITに不慣れな人にとっては、その前提知識からして説明されていないことが多いのです。

つまり、つまずいているのはあなたの能力不足ではなく、「前提知識のギャップを埋めるステップが、教材から抜け落ちている」だけ。ここを理解しておくだけで、ずいぶん気がラクになります。

情シスの現場でも同じで、新しいクラウドの仕組みを最初から完璧に理解している人なんて、ほとんどいません。みんな調べながら、触りながら覚えています。

つまずいているのは、あなたが悪いのではなく、間に「橋」がかかっていないだけです。

非エンジニアがAWS SAAでつまずく原因は3つ

私の経験上、文系・非エンジニアがSAAの勉強で止まってしまう原因は、だいたい次の3つに集約されます。

原因① 専門用語を「言葉のまま」覚えようとしている

一番多いのがこれです。「EC2」「S3」「IAM」といった用語を、意味のイメージを持たないまま、ただ暗記しようとするパターンです。

たとえば Amazon EC2(Elastic Compute Cloud、クラウド上で借りられる仮想のパソコン・サーバー) を「イーシーツー」という記号として丸暗記しようとすると、すぐ忘れます。「これは、ネット上で月額で借りられるパソコンのことなんだな」と、身近なものに置き換えて理解できていないと、知識が頭に定着しないのです。

原因② 最初から満点を目指して、全部を完璧に理解しようとする

まじめな人ほど陥りがちです。1つのサービスの細かい仕様まで完璧に理解してから次へ進もうとして、最初の数サービスで力尽きてしまう。

SAAは満点を取る試験ではありません。合格ラインは1000点満点中720点と言われており、つまり全部を完璧に分からなくても受かる試験です。完璧主義は、非エンジニアにとってむしろ敵になります。

原因③ 手を動かさず、読むだけで終わっている

参考書を読むだけ、動画を観るだけで「勉強した気」になってしまうパターンです。

クラウドは、実際に画面を触ってみると「あ、こういうことか」と一気に腑に落ちることが多い世界です。読むだけだと、いつまでも他人事のような、ふわっとした理解のまま止まってしまいます。

「覚えられない」のではなく、「覚え方」と「進め方」がズレているだけなのです。

文系でも合格を目指せるAWS SAAの勉強法

では、勉強中の私が実際にやっていて「これは効く」と感じている方法を紹介します。難しいことはありません。

1. いきなりSAAから始めず、土台を作る

もしまだなら、ひとつ手前の クラウドプラクティショナー から始めるのを私は強くおすすめします。私もこの順番で進めました。

クラウドプラクティショナーは「AWSってそもそも何?」を広く浅く学ぶ資格です。ここで全体像をつかんでおくと、SAAの内容が「知ってる言葉が増えた状態」で入ってくるので、体感の難易度がぐっと下がります。遠回りに見えて、これが一番の近道でした。

2. 用語は「日常のたとえ」に置き換えて覚える

私は新しいサービスを覚えるとき、必ず「これは現実世界でいうと何か」を考えるようにしています。たとえば——

  • Amazon S3(Simple Storage Service、データを保管しておく倉庫サービス) → 「クラウド上の、容量無制限の引き出し・物置」
  • Amazon EC2 → 「ネットで月額レンタルできるパソコン」
  • AWS IAM(Identity and Access Management、誰が何を操作できるかを管理する仕組み) → 「会社の入館証・鍵の管理係。誰がどの部屋に入れるかを決める人」

こうやって身近なものに翻訳すると、記号だった用語に意味が宿り、驚くほど忘れにくくなります。

3. 「動画講座 → 問題集 → 復習」の流れを回す

独学の王道ですが、非エンジニアこそこの順番が効きます。

まず動画講座で全体像をつかみ、次に問題集(模擬試験形式)をひたすら解き、間違えたところを動画や解説に戻って復習する。インプットとアウトプットを行ったり来たりするのがコツです。読むだけ・観るだけで終わらせないこと。

4. 余裕があれば、無料枠で実際に触ってみる

AWSには 無料利用枠(一定の範囲なら無料で使えるお試し枠) があります。原因③で書いたとおり、実際に画面を触ると理解が一気に進みます。

「サーバーを1台立ててみる」だけでも、EC2が一気に身近になります。情シスの現場でも、結局いちばん覚えるのは「自分で触ってみたとき」です。

おすすめ教材(私が実際に使っているもの)

勉強中の私が使っていて役立っていると感じる教材のタイプを挙げます。誇張なしの正直なところです。

  • Udemyの日本語SAA対策講座:動画で全体像をつかむのに向いています。セール時に買うと安く手に入ることが多いです。初心者向けに丁寧な講座を選ぶのがポイント。
  • 問題集(模擬試験形式の講座・書籍):本番に近い形式で数をこなすのに必須。間違えた問題の解説が詳しいものを選ぶと、それ自体が参考書がわりになります。
  • 入門書(一冊持っておくと安心):全体像をパラパラ確認したいとき、紙の本は意外と便利です。

※教材は人によって相性があります。レビューや無料サンプルを確認してから、自分に合うものを選んでください。

完璧な一冊を探すより、「自分が続けられる教材」を選ぶことが合格への最短ルートです。

今日からできる具体的なアクション

「やる気はある。でも何から?」というあなたへ。今日からできることを小さく区切りました。

  • 今の自分の位置を確認する:AWSの資格をまだ何も持っていないなら、まずクラウドプラクティショナーから。すでに持っているなら、SAAの試験範囲(公式サイトに出題範囲のガイドがあります)にざっと目を通す。
  • 教材を1つだけ決める:あれこれ買い込まない。動画講座を1つ、または問題集を1つ。「これをやり切る」と決めるだけで前に進みます。
  • 1日15分でいいので毎日触れる:まとまった時間より、毎日少しずつのほうが続きます。通勤中に動画を1本観る、でもOKです。
  • 分からない用語を1日1つ「たとえ」に変換する:ノートに「S3=クラウドの物置」のように書き溜めていくと、自分だけの辞書ができていきます。

大きく始める必要はありません。続けられる小ささから始めることが、非エンジニアにとって最大の武器です。

まとめ:文系・非エンジニアでもAWS SAAは目指せる

最後に、勉強中の私からお伝えしたいことをまとめます。

  • 非エンジニアがSAAでつまずくのは能力のせいではなく、前提知識の「橋」がないだけ
  • 用語は丸暗記せず、日常のたとえに置き換えると定着する
  • 完璧を目指さず、続けられる教材ひとつで「インプットとアウトプットを往復」する
  • 余裕があれば無料枠で実際に触ってみると理解が一気に進む

私自身もまだゴールの途中ですが、この進め方に変えてから「分からない」が「分かるかも」に変わってきた実感があります。同じように一歩を踏み出したいあなたの背中を、この記事が少しでも押せたなら嬉しいです。一緒に少しずつ進んでいきましょう。


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