オンプレミスの拠点が海外にあり、そこからAWSリージョンへ安定して接続したい。でも「専用線(AWS Direct Connect)を引くほどの予算感はない⋯⋯」という現実に直面したことはありませんか?
私は模擬試験でこの問題に出会い、「インターネットVPNで十分じゃないの?」と考えてしまいました。しかし、通常のVPNだけではインターネットの「混雑」による速度低下や不安定さというリスクが残ります。
今回は、コストを抑えつつ「AWSの専用ネットワーク」を賢く使う、AWS Site-to-Site VPN ✕ AWS Grobal Acceleratorの組み合わせについて解説します!
「普通のVPN」と「加速されたVPN」の違い
通常、Site-to-Site VPNはインターネットの荒波を超えてAWSまで繋がります。しかし、今回の構成は一味違います。
- AWS Grobal Acceleratorの活用
ユーザーに近い拠点(エッジロケーション)から、即座にAWSの高速なプライベートネットワークに通信を取り込みます。 - 高速道路を走るVPN
インターネットの混雑を回避して、AWSの専用網を通ってVPN接続を行うため、安定性が劇的に向上します。
これが、専用線(Direct Connect)を使わずに、コストを抑えつつ高品質な通信を実現する「第3の選択肢」です。
実務で役立つ!もう一つの重要サービス「Transit Gateway」
拠点が複数ある場合や、VPCがたくさんある場合に登場するのがAWS Transit Gatewayです。
- ハブ・アンド・スポーク構成
たくさんのVPCやオンプレミス拠点を、この「ハブ」にガチャンと繋ぐだけで、網の目のような複雑な接続をスッキリと一本化できます。 - 管理の簡素化
新しいVPCが増えても、Transit Gatewayに繋ぐだけで既存のVPNや専用線を利用できるため、拡張性が非常に高いのが特徴です。
【比較表】オンプレミス接続、どれを選ぶ?
試験で「どの接続方法がベストか」を見極めるための表です。
| 接続方法 | コスト | パフォーマンス | 特徴 |
| Site-to-Site VPN | 安い | 不安定な場合あり | インターネット経由 手軽 |
| VPN + Global Accelerator | 中(コスパ良) | 安定・高速 | AWS網を使い、コストを抑える |
| Direct Connect | 高い | 最高(専用線) | 物理的な専用線 大規模・高品質 |
試験で役立つ!キーワード判別法
ネットワーク構成の問題で、以下のフレーズがあればこの組み合わせが正解です!
- 「Direct Connectを使わずにパフォーマンスを向上させたい」
- 「グローバルな拠点から安定したVPN接続を行いたい」
- 「AWS Grobal AcceleratorをVPNのフロントに使用する」
- 「複数のVPCや拠点を一元管理したい」→AWS Transit Gateway
今回の学び:攻略の格言
「専用線が高いなら、VPNを加速しろ!Grobal AcceleratorでAWSの専用網(ハイウェイ)へ滑り込め!」
あとがき:一歩ずつ、合格へ!
最後まで読んでいいただき、ありがとうございました!
今回の構成を知った時、「専用線かVPNか」という二択ではなく、その中間を埋める「賢い折衷案」があることに驚きました。AWSのサービスをパズルのように組み合わせることで、予算という制約の中でも最高のパフォーマンスを引き出せる。これこそがアーキテクトの腕の見せ所ですね。
学びはまだまだ止まりません!次回はさらに踏み込んだテーマに挑戦します!
